今日のご飯が卵子の質を悪くする
こんにちは、
ファンクショナルマッサージ治療室の有山です!
みなさん血糖値と妊活の関係は知っていますか?
まず血糖値というのは、血液内にどれだけグルコースがあるかどうかを確認するものです。
健常な人の空腹時血糖値は80~100mg/dLぐらいです。
食事をすると、その食事に含まれている糖質によって血糖値が上昇します。
適量であれば緩やかに上昇し、インスリンによって緩やかに下降していきます。
ではなぜ、血糖値が妊活にマイナスになってしまうのか考えていきましょう。
ポイントは大きく分けて2つです。
1,糖化と卵子の質
糖質を多く含んでいる食事をすると血糖値が急上昇して、インスリンだけでは抑えられず、『糖化』が起こります。
だいたい180mg/dLを超えてくると、この『糖化』が起こると言われています。
この『糖化』が問題なのです。
インスリンだけでは抑えきれない糖が『卵子』や『精子』の細胞に取り込まれてしまい、それぞれの質を悪くしてしまうのです。
2,血糖調整と性ホルモンの関係
血糖値は急上昇すると、その後は急下降してしまいます。
急降下してしまうと、身体の防衛反応として副腎からコルチゾールなど、血糖値を上げるホルモンが放出されます。
血糖値の乱高下が食事のたびに起こってしまうと
毎回副腎から血糖値を上げるホルモンが放出され、
副腎は疲弊していってしまいます。
副腎は、性ホルモンの原料を作っている場所でもあるので
血糖値の乱高下によって疲弊してしまうと
性ホルモンへ回る材料が不足してしまいます。
では、どうすれば良い?
この2つを解決するためには、
☑️空腹時に、糖質を多く含んだ物を食べない
☑️もし糖質が多い物を食べるとしたら、食事の最後に食べる
☑️副腎の材料であるコレステロールやサポートするためのビタミンCをしっかり摂る
まずはこの3つを意識して過ごしてみてください。
ただ同じものを食べていても、人によって血糖値の上昇の仕方は人それぞれです。
最近は自分で血糖値を測定できるキットも販売されています。
自分で血糖値を測ってみると、どんな食材で上がるか傾向がわかってくるので、対策しやすくなりますよね。
食生活の改善に、ぜひ試してみてください。
まとめ
血糖値の乱高下は『糖化』『血糖調整』が起こり、卵子や精子の質、性ホルモンの分泌に影響を与えるだけではなく、
食後の眠さ、やる気が出ない、頭の回転が悪くなるなど、生活の質も落とすことになります。
この機会に糖質の摂り方を見直していきましょう。